2014年9月10日水曜日

スモールビジネスは、なぜ、成功しないのか?(61) マーケット・リサーチ(9)

スモールビジネスは、
なぜ、成功しないのか?(61)
マーケット・リサーチ(9)


 

 おはようございます。前回までで、3C分析、機会/脅威分析についてお伝えしましたので、今回は、SWOT分析(環境分析)についてお伝えします。

まず、SWOT分析(環境分析)の分析手順を説明します。

SWOT分析(環境分析)は、マクロ環境(政治、経済、社会、技術、デモグラフィックス、自然)、ミクロ環境(業界、市場)から自社に影響を与える情報を収集し、3C分析によって、自社の「強み」・「弱み」を特定し、機会/脅威分析から自社の「機会」・「脅威」を特定します。

そして、次に、特定した「強み」・「弱み」、「機会」・「脅威」の4つの項目より、クロス分析・評価をして、以下の4つの意思決定を行います。

1.「強み」と「機会」より、自社が新たに実行すべきことを決める
2.「弱み」と「機会」より、自社が克服すべきことを決める
3.「強み」と「脅威」より、自社が克服すべきことを決める
4.「弱み」と「脅威」より、自社が撤退すべきことを決める

SWOT分析では、このような「強み」・「弱み」、「機会」・「脅威」の4つの項目よりクロス分析をして、その内容を評価して、意思決定を行います。

ですから、SWOT分析も、分析と言っても専門的な計算や手法があるわけではなく、意思決定ツールですので、該当する項目を分類・比較・評価して、意思決定するだけです。

ここで、SWOT分析の分析手順を要約しますと、

1.マクロ/ミクロ環境から自社に影響を与える情報を収集する。
2.3C分析によって、自社の「強み」・「弱み」を特定する。
3.機会/脅威分析から自社の「機会」・「脅威」を特定する。

上記の1~3より、

4.「強み」・「弱み」、「機会」・「脅威」をクロス分析して、自社が

1.「新たに実行すべき内容」
2.「克服すべき内容」
3.「撤退すべき内容」

この3つの意思決定を行います。

では、次回は、SWOT分析でよくある誤認についてお伝えしたいと思います。

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