2014年8月27日水曜日

スモールビジネスは、なぜ、成功しないのか?(50)ポジショニングの法則「習慣の法則」(1)

スモールビジネスは、
なぜ、成功しないのか?(50)
ポジショニングの法則「習慣の法則」(1)

 
 

ポジショニングの法則には、2つの重要な成功要因がある。一つは、前回までに申し上げた様に、ハート、マインド、マーケットに関するシェアでのポジショニングだ。

そして、もう一つの成功要因は、「習慣の法則」である。

この2つの成功要因をセットにして満たせるようになれれば、市場で安定した成長曲線を描くことができるようになる。

では、ポジショニングの法則の「習慣の法則」について見て行こう。

ポジショニングの法則の「習慣の法則」とは、簡単に言えば、「人は、馴染みのある物を買う」という習慣のことである。

たとえば、いつも通っている馴染みの床屋で、「いつもの感じで」と言えば、自分のお気に入りのヘアースタイルになる様に、「人は、馴染みのある物を買う」という習慣がある。

この「人の習慣」に沿って、自社のポジショニングを行うことが重要な成功要因になる。

つまり、マーケティング活動を行う時に、今まで、見たことも、聞いたことも、使ったこともないような製品は、作らないし、販売しないことが成功要因となるのだ。

たとえば、ブラウザ一つとっても、普段、エクスプローラ―を満足して使っている人に、グーグルクロームを勧めても、余程の事がない限り、乗り換えてくる可能性はない。

だが、グーグルからすれば、だからと言って、あきらめる訳にはいかない。乗り換えてもらわなければ、何も始まらないのである。

しかし、市場に既に先駆者が独占的に市場を支配している場合、後続で参入すると、苦戦を強いられ、何らかのブレイクスルーする方法論が必要となる。

そして、それが、リ・ポジショニングという方法論である。

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