2014年5月17日土曜日

スモールビジネスは、なぜ、成功しないのか?(26) 「事業モデルの7つのルール」(2) 2代目社長 バカ息子、バカ娘の過ち?(1)

スモールビジネスは、
なぜ、成功しないのか?(26)
「事業モデルの7つのルール」(2)
2代目社長 バカ息子、バカ娘の過ち?(1)





スモールビジネスが成功しない理由に、「ルール」と「システム」がないという理由以外に、もう一つ厄介な理由がある。それは、事業継承の問題である。

この話題は、敵を増やすだけなので、できれば、「経営指南書を読んでくださいね!」と、優しく言って、この話題に触れたくないのだが、頻度の高い現実的な問題なので、この話題について触れる。

スモールビジネスの事業継承は、親が起業して、子供が事業を継承するというパターンがほぼ100%である。

そして、初めのうちは、親が社長を退任する時は会長職となり、会社の財布を握り、子供は、親が始めた事業を成功させようと、職人社長として頑張るのだ。

事業規模が5人以下くらいなら、このパターンでも運が良ければ継続できるが、それ以上の規模になって来ると、「ルール」と「システム」がないという理由以外に大きな問題にぶつかる。

それは、親子共々に、「職人」としてしか働いた経験がないため、一つの問題が起きると、2つの答えが用意されることになるのだ。

そして、この「2つの答え」が徐々に2人の間の溝を拡げる。

初めのうちは、小さな口喧嘩から始まり、そして、最後には、会社の財布を握った会長が社長を追い出しにかかる。

そして、社長の追い出しに成功すると、会社には創業時の番頭以外は誰もいなくなり、また、ゼロからやり直しになる。

会長が猛省し、運よく社長を呼び戻したとしても、二人の間にできた溝は埋まるどころか広がる一方で、そして、また、同じことを何度も繰り返す。

そして、社長は、会長が欲しがって勝手に買ってしまった「オモチャ」と「借金」の多額な連帯保証を抱え、二度と会社に戻ることはなくなり、その後、会長の老いとともに、会社は倒産の危機を向かえるのである。

この場合、既に打つ手はないのである。

では、こういった場合、どうすれば良かったか、あなたは、想像がつくだろうか?



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