2014年5月20日火曜日

スモールビジネスは、なぜ、成功しないのか?(29) 「事業モデルの7つのルール」(5) 成長するスモールビジネスの「ルール」の創り方

スモールビジネスは、
なぜ、成功しないのか?(29)
「事業モデルの7つのルール」(5)
成長するスモールビジネスの
「ルール」の創り方





スモールビジネスが倒産の危機や無政府状態な混乱から脱却し、成長するためには、事業モデル(試作モデル)を創り、事業モデル(試作モデル)が円滑に機能し、成長することが必要である。

そして、そのためには、起業家(社長)自らが創造した「ルール」が会社そのものになるように創らなければならない。

何度も言うが、スモール―ビジネスは、「会社」=「社長(人)」となるが、こうなることが全ての混乱の原因なのである。

「会社」=「ルール」となり、その「ルール」が市場にいる自社の顧客のニーズを満たすために定めた「ルール」であり、その「ルール」を実現する方法が「システム」となるように自社の事業モデル(試作モデル)を起業家(社長)自らが創り、成功させない限り、無政府状態の混乱から抜け出すことはないのだ。

では、その「ルール」は、どのようにして創れば良いのか?

「ルール」を創る時は、会社を取り巻く環境に対して、「顧客」、「財務」、「人事」、「マーケティング」…と、中小企業診断士的に分類して、個々にルール創りをしても良い。

また、内部環境、外部環境と大きく2分して、MBA的に「ルール」を決めても良い。

あるいは、スモールビジネスのカリスマ経営コンサルタント一倉定先生に指導を受けた起業家なら、「環境整備」、「顧客第一主義」…と、分類して、その内容を外部に提出することのない「経営計画書」にまとめても良い。

ただし、これらに共通して言えることは、あくまでも、「ルール」を決めて、「システム化」する時に、特定の人の特別な能力を当て込んだ「ルール」や「システム」を創ってはならない。

いかなる業界においても、アルバイトの高校生がマクドナルドでハンバーガーを創る時のように、誰がやっても同じような結果が期待できる「ルール」と「システム」にしなければ意味がないのである。

特に、一倉定先生に指導を受けたスモールビジネスの起業家(社長)は、気負つけて欲しい。

一倉流「経営計画書」では、「○○は専務に相談する」とか、「○○は社長がする」といった内容が沢山あるが、「あの仕事は、専門知識のある専務しかできない」とか、こういった問題は、「社長の温厚な人柄で解決する」といった、個人のパーソナリティーを当て込んだものであってはならない。

あくまでも、誰がするかではなく、どのような方法で解決するか? という「システム」や「ルール」でなくてはならないのだ。

さて、今回は、「マイケル・E・ガーバー」の起業家成功プログラムに沿ってスモールビジネスの起業家がどうすれば良いか? という内容で話を進めているので、マイケル・E・ガーバーが提起した「7つのルール」を紹介する。

マイケル・E・ガーバーが提起した「7つのルール」とは、

1 リーダーシップ
2 マーケティング
3 顧客満足
4 見込み客の創出方法
5 見込み客を顧客にする方法
6 財務
7 マネジメント

以上の7つの項目に対してルールを決めて、システム化することで、事業モデル(試作モデル)を創出する。

また、見ての通り、2~5は、マーケティングに関するルールである。このことからしても、企業にとって、マーケティングが、いかに重要かということが分かると思う。




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