2013年11月12日火曜日

「創造的マーケティング戦略」ポジショニングの法則 「2013年から始まった個人や小規模な事業所の大きなチャンス」

「創造的マーケティング戦略」ポジショニングの法則
「2013年から始まった個人や小規模な事業所の大きなチャンス」







こんにちは。 前回、スカイプを代表としたビデオ通話(インターネットのテレビ電話)の市場は、後続企業の参入により、導入期から成長期へと移行し、今後、市場が大きく成長する時期になったことをお伝えしました。

つまり、これから、この市場の影響で、多くの業界に大きなチャンスが訪れます。そこで、今回は、まだ、競争が激しくないうちに、個人や小規模な事業所が、このチャンスを生かす方法について、お伝えします。

さて、スカイプは、無料と有料との2種類の利用方法がありますが、無料で使っているユーザーが有料へ切り替えるきっかけの1つが、海外への電話です。

スカイプは、海外へのビデオ通話は有料ですが、ところが、後続参入してきた企業の無料サービスは、
米国とカナダからのビデオ通話は無料です。

このことだけでも、スカイプをやめて、後続企業のサービスに乗り換える理由になります。

それ以外にも、ビデオ通話している音声動画画像をそのままユーチューブに保存できることで、プロモーションや復習学習への利用が可能。

遠隔操作でビデオ通話している相手のPCの設定ができる技術サポート機能など、例をあげれば、きりがないほど、スカイプユーザーの不満を解決し、新たな魅力を提供しています。

市場の成長期には、このような後続者が参入してきて、先駆者の顧客を根こそぎ持っていくだけではなく、新たな魅力で、先駆者の商品やサービスを使ったことがない新規ユーザーも大量に連れてきます。

個人や小規模な事業所が、この市場で競争することは現実的ではありませんが、先駆者の商品やサービスに不満をもっているユーザーや、後続者のサービスを新たに使うユーザーを自社の顧客として、取り込むことができます。

たとえば、PCのアプリケーションソフトを販売しているのなら、インストール時の障害や、利用時の障害を軽減するために遠隔操作で顧客のPC環境を整えるカスタマーサポートを始めるなど、ビデオ通信市場の変化に便乗して、自社の競合他社にはないサービスを始めることで、競合他社との差別化を図り、新たな顧客を獲得できる可能性が拡がります。

あるいは、開業医なら、診療時間外の問診や相談に利用することで、より品質の良い医療活動ができ、新規顧客を獲得したり、顧客の流出を防ぐためにも使えます。

このように、個人や小規模な事業所が、成長曲線を描くためには、今、成長期にある市場を見つけ出し、その市場がどのような理由で導入期(市場創出期)から成長期へ変化したのか、その理由を特定して、後続者の商品やサービスを取り入れることで、自社のいる市場で競合他社と差別化が図れれば、成長曲線が描けます。

そして、イノベーションした市場の後続者の成長とともに自社も成長して行きます。

はっきり言えば、限りなく100%近くの個人や小規模な事業所は、このような方法以外で成長曲線を描くことはできません。

では、次回は、より具体的に「今から個人がインターネットで、スカイプ・ピアノ教室には出来ないピアノ教室を限りなく無料で開業する方法」についてお伝えします。

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