2014年4月23日水曜日

スモールビジネスは、なぜ、成功しないのか?(1) 

スモールビジネスは、
なぜ、成功しないのか?(1)



今回より、一番、ご要望の多い、起業やスモールビジネスに関連する話題にふれたいと思います。

私は、最低でも半年以上時間がかかりそうなプロジェクトのコンサルティングを行う時は、必ず、最初に個人のマインドをリセットする教育研修に2ケ月以上の時間を割いてもらっています。

その理由は、ご説明しなくても、お判り頂けると思いますが、実際、2ケ月という短い期間では、時間が足らないのですが、プロジェクトメンバーの方たちに頑張ってもらうようにしています。

教育研修では、もちろん、ドラッカー、コトラー、ポーターなどの先生達は、三種の神器のような必須条件の位置づけですので、これらの先生のエッセンスは確実に吸収して頂くのですが、それ以外にも、プロジェクトメンバーの状況にあわせて、書店で購入できる何人かの有識人の先生方の書籍を選び、そこから、必要なエッセンスを吸収して頂くようにしています。

今回から、その中の1つでもある、マイケル・E・ガーバーの「E―MYTH」について、書籍「はじめの一歩踏み出そう」から引用しながら、起業やスモールビジネスに関連する話題にふれたいと思います。


「スモールビジネスは、なぜ、成功しないのか?」(1)
マイケル・E・ガーバーより

スモールビジネスで成功するためのノウハウを述べた物がたくさんあるのに、どうしてこれほど多くの人が起業に失敗するのだろうか?

なぜ、教訓を生かすことができないのだろうか?

ここでの話は、そんな疑問に答えるためのものである。

私は、次にあげる4つのポイントが起業に成功する条件だと考えている。このポイントを理解して上手く応用すれば、あなたのスモールビジネスはきっと成功を収めることになると思う。

しかし、このポイントを無視すれば、どれほど努力しても、どれほど資金を投入しても、あなたの会社は毎年姿を消して行く、何十万の会社と同じ運命をたどることになるだろう。


ポイント1
スモールビジネスは、情熱にあふれる起業家によって立ち上げられたものである。あなたは、こんな誤解をしていないだろうか?


しかし、実際には、起業家精神あふれる経営者などには、そうめったにお目にかかれるものではない。それにも関わらず、世間で伝えられる起業家像は、あまりにも美化されていないだろうか?

私は、この誤解こそが、スモールビジネスが高い確率で失敗する原因だと考えている。失敗の理由を知り、あなたの事業に応用することが、成功のカギとなるのだ。


ポイント2
私は決して、フランチャイズビジネスを推奨しているわけではない。しかし、実際のところ、フランチャイズ企業の方が、他の企業より、生き残る確率が高いというデーターがある。


ここでは、スモールビジネスを経営する視点から、彼らの成功要因を分析し、あなたの会社に応用する方法を紹介する。

この方法を知っているかどうかで、会社が生き残る確率も随分と変わってくるのである。


ポイント3
一流企業は名もない会社であった頃から、一流企業のような経営をしていたからこそ、一流企業になれたのである。

そう考えれば、あなたの会社も一流企業のような経営をすることで、一流企業になる可能性もある。

ここでは、私の経験から、スモールビジネスにとって、重要と思われる一流企業の経営手法を分かりやすく紹介する。


ポイント4
ここでは、「事業発展プログラム」として、成功のエッセンスを紹介する。毎日の仕事に応用できるように書き出すので、是非、あなたの会社に役立ててほしい。